2016-01-01から1年間の記事一覧
人様のベスト芝居&舞踊を読んではニヤニヤしている今日この頃。私も簡単に総括!ということで、まずはお芝居編です。◆劇団新『平成に現れた森の石松』@けやき座(2/13)石松を演じた新さん。ベスト5の作品にはもちろんそれぞれ好きなところがあるのですが…
ゆう-きょう【遊侠】男伊達。男子としての面目を立てるために、強きをくじき弱気を助け、仁義を重んじ、そのためには身を捨てても惜しまぬこと。 橘菊太郎劇団@けやき座 お芝居『遊侠三代』 ※人名は当て字、台詞はニュアンスです。あらすじ、役名に間違いあ…
身体が溶ける。(略) 身体の輪郭が消えていくのは、踊り手の身体のなかからあふれてくるものがあって、それが輪郭をこえて空間にひろがり、客席の私たちを浸していくからである。(略) 踊り手の身体の輪郭は、この劇場の空間にみちあふれた世界のなかに消…
お百合さん、一緒に唄をうたいましょうね これは、白雪姫の最後の台詞。学生時代、この台詞に何度となく励まされたことがあった。もちろん、言葉自体の意味が直接心を奮い立たせるわけではない。けれど、なにか苦しいときにこの台詞を思い浮かべると、不思議…
出会って、恋して、そして別れる「いつか」まで最近、興行ルートが変わってきている、という話をよく耳にする今日この頃。そんななか、関東を拠点に活動する劇団新が、しばらく関西周りをするとの情報が。その前に観にいこうと友人とともに行田へGO!この日の…
「女」が「優れる」と書いて「女優」という。 圧倒的男性上位の大衆演劇界。どんなに美しくても、どんなにうまくても、どんなに舞台が好きでも、客席の嬌声は女優さんではなく、男優さんの立ちに、女形に向けられることが多い。でも、たとえなかなか日が当た…
7月24日、日曜日のお昼。その日は、炎舞@篠原のマイ前楽でした。 場内に入ると、座椅子と座椅子が隙間なく埋められていて、ああ、お客さんいっぱい入ってるーーそんな安堵感とともにシャケおにぎりを頬張りつつ幕が開き。 お芝居は『江戸の朝焼け』。 貧し…
いい加減自分のこともやらねばならず(笑)、木馬館より通い日数は少なくなった篠原。 けれど、なんといってもこの小屋が好きだから、レポレポ!ってことで、またまたスクロール過多ですが、よろしければどぞ~! 7月1日初日、体調もだいぶ回復した炎鷹さん…
木馬館回顧(という名の画像オンパレード日記)、最後はもちろん、橘炎鷹座長です☆ 4日の「炎鷹祭り」。あ、炎鷹さんがものすごく客席に向かって開き出した、と感じた『涙そうそう』。 この曲で、おそらく飛び込みの一見さんと思われる、最前列にいた数人の…
前回記事から「次へ続く!」ってどんだけ間空いてんだ。。 篠原公演もそろそろ2週間が経ちますが、今さらながら、炎舞@木馬館まとめその2です。 では、ゲストの皆さま画像などをペタペタと~。 北城嵐さん 口上で座長には「小岩の鈴木さん」と紹介されてい…
ものすごく長い1ヶ月が終わりました。劇団炎舞6月公演@木馬館。それが可能な生活状況だったため(笑)、途中、風邪で体調崩しつつも、大衆演劇を観出して以来、今までで一番通ったなぁ。。って思い出にひたる間もなく篠原が始まっており、きちんとまとめる…
6月27日、ここまで舞台上はもちろん、お出迎えも含め連日フル稼働していた炎鷹さんが体調を崩し、9度5分の高熱。 昼の部のお芝居には予定通りのお役で出演しましたが、ショーはミニ、三部ショーともに休演。ボスも、なかなか弱音は吐かない男なのですが、今…
「ああ、よかった、本当に嬉しい!こんなことってあるのね」その女性は、このうえもなく幸せそうにほほえんだ。劇団炎舞、木馬館公演6月19日夜の部。幕開けのミニショーのとき、隣に座った女性が「あの子とあの子って兄弟?」と小さな声で話しかけてきました…
木馬館、連日大入り! 大入りがすべてじゃない、とはいえ、いやーもう、一関東ファンとしてそこはやっぱり気になっていたというか実はけっこードキドキしていましたが(笑)、完全なる杞憂でした(^_^;) 嬉しいのは、明らかに、炎鷹さんの古典的な芸が求めら…
天の熊太郎、地の弥五郎。神様と人間の風景。 劇団炎舞@浅草木馬館お芝居『河内十人斬り』 ※人名は当て字、台詞はニュアンスです。役名に間違いあるやも。ご了承ください。 弥五郎:橘炎鷹 松永組虎:橘光鷹 弥五郎妹おやな:橘麗花 熊太郎女房おぬい:渋谷…
6月始まってから、「木馬館 劇団炎舞」みたいなキーワードでこちらに来てくださる方が多いのですが、記事はアップしたい、でも連日劇場通いしているとアップする時間がないという、痛し痒しな状況(^_^;)行った日の画像などは、主にツイッター(半田なか子 @s…
劇団炎舞、6月木馬館2日目。 普段はまったく速報性のないブログですが、今、ちょうど時間がある時期っていうこともあり(笑)、簡単にレポ! お芝居は、昨日の『血染めの纏〈まとい〉』で泣き疲れた体を癒す、『三人の行く末―ふるさとの友―』(三人出世)。 …
劇団炎舞ご一行様、お江戸へようこそ! ということで、2016年6月1日、劇団炎舞@浅草木馬館初日昼夜、行ってまいりました~! 満員の場内に入ってまず思ったのは、わ!男の人が多い!ということ。古典的なお芝居を待ってる人がいっぱいいる、ということの証…
以前から、「橘炎鷹」という役者さんの名前は知っていた。 「えんおう」って、歌舞伎の澤瀉屋の猿翁さんとまったく音が一緒か~なんて思ったりして。 そして、その役者さんの冠言葉は「天才」だった。ふむふむ、どうやらすごい役者さんではあるらしい。 でも…
同魂会@博多新劇座 5月13日、舞踊ショーのレポ。 さて、座長大会のショーといえば、華やかな代わりにお花も華やかなのが、「観る」ということにおいてはなかなかに難しさを伴うもの。 けれど、同魂会には素敵なルールがありまして、それは、お花・プレゼン…
同魂会 この名前を初めて知ったとき、字面すげえ……と絶句し、そして見事「どうこんかい」だと思ってた。 どうしんかい なのですよ~!けっこー友人たちも知らなかったから、一応注記! さて、年に2回開催される、この会に昼夜で初参戦して参りました~。 前…
やけどしたようにヒリヒリと赤く腫れた脛〈すね〉。「必死」という言葉を浮かべるとき、私はそれを思い出す。 2015年5月6日朝日劇場。たつみ演劇BOXによる『三人吉三』が上演されました。 このGW中、3~6日まで朝日にかじりつき、特に、5日の『夜叉ヶ池』、6…
30を超える大衆演劇の小屋がひしめき、常に活況を呈している近畿地区。特に今月は数多くの人気劇団が大阪に集まり、「激戦」といわれているそう。そんな賑わう彼の地に、2泊3日で遠征して参りました~! 行程としては、 5月7日昼:劇団飛翔@明石・三白館 〃…
埼玉県熊谷市のメヌマラドン温泉ホテル。 その名称を聞いてからそこは、「あの、なんだっけ、みーちゃんがよく行く怪獣みたいな名前のセンター」という認識。ほら、「ラドン」が↓ 上州に住む友人みーちゃん(仮名)にとって、そこは行きつけのセンターのひと…
2月、地元の小屋であるけやき座で初めて観て以来、可能な限り足を運んだ劇団新さん。新座長のオリジナル芝居が抜群におもしろく、早速記事を書いてしまったほどでした。 そんな劇新通いのとある日、私が熱狂したのがこちらの舞踊。 三兄妹のお父様であり、今…
3月20日ぶらくり、鷹勝さんの個人舞踊の時間。キラキラとしながらどこかぬくもりある音色が響き、流れてきたのは、日本人なら誰でも聞いたことのある馴染みのあるメロディ。歌っていたのは玉置浩二さんでした。玉置浩二『男はつらいよ』(CD『群像の星』収録…
ぶらくり2日目!翌日は仕事なので、この日の昼で遠征フィニッシュ~。 ホテルのチェックアウトが早かったので、午前中は和歌山城をぶらぶら。 和歌山城の天守閣からの眺め。 海と空が繋がってる~!という快晴っぷり。 たぶん、あの茶色の建物のずーっと向う…
「ぶらくりに行ってきた~」「明日はぶらくり~」 以西のフォロワーさんたちのつぶやきでときどき耳にしてた「ぶらくり」。 ぶ ら く り??ぶらりくらり、ぶらぶらくりくり、なんかおまじないみたいでかわいいー! しばらくして、和歌山にある劇場の名前だ…
あの背中は、「あなた」のもので、そして「わたし」のものでもある。大衆演劇仲間の友人が、ともかくいいお芝居だからぜひ観てほしい!と以前から大絶賛していた本作。それがかかるということで、熊谷はメヌマラドンまで、期待に胸を膨らませ足を運びました…
もう、「小屋っ子の戯言―速報性から遠く離れて―」ってサブタイトル加えたほうがいいかな?っていう記事をアップ!なんと12月の炎舞福島遠征! 年末進行で忙殺され、もともと友人と行く予定だった日にちには風邪をひき、泣く泣くスケジュール変更。結局出向け…