2017-01-01から1年間の記事一覧
枯れた草の向こうに立つ、その人たちの顔は見えないわずかな風がもったりと揺れるような、そんなアンニュイな旋律が木馬館の暗がりに漂い出しました。島津亜矢さん歌う『船頭小唄』です。劇団炎舞@浅草木馬館橘炎鷹座長『船頭小唄』俺は河原の 枯れすすき同…
そこのキミ!「ジワ」って言葉知ってるかい?歌舞伎用語なんだけどね、ビックリするほど綺麗な役者さんが出てきたときとかに、客席が「……!」って息をのんだ音が波(=シワ)のように劇場中に広がっていくことを言うんだ!(ちなみに、ワタシは『二人椀久』…
侠客というにはまだ青い。けれど、その華は新芽に芽吹く。劇団炎舞@浪速クラブお芝居『男華』笹川繁蔵/飯岡助五郎:橘炎鷹座長洲崎の政吉:橘鷹勝政吉女房おせい:橘麗花国定忠治:橘魅乃瑠【あらすじ】ある日、侠客・飯岡助五郎(炎)のもとに、同じく侠…
♪あーの日 あーのとき あーのばーしょで きーみに会えーなかーったらー♪ ほんと、そうですね。 あの日あのとき川越で出会ってなければ、こんな気持ちになっていることもありませんでしたね……。 えっと――ロスってます\(^o^)/はい、炎舞ロスであります。 今…
◆見たことがない人おもしろい「イキモノ」だなぁ。これが、優さんの第一印象だった。「イキモノ」だなんて役者さんに到底失礼な形容かもしれないけど、でもそれは、彼女が「今まで見たことがない」風情をまとっていたからこそ浮かんだ言葉だ。初見のお芝居は…
完全に2017年ですが、めげずに2016年の舞踊5本!◆沢田ひろしさん『風の盆恋歌』@三吉演芸場(2/24)この命ほしいならいつでも死んでみせますわ 夜に泣いてる三味の音……生きて添えないふたりなら 旅に出ましょう 幻の……おわら恋唄 道連れに生涯忘れられない…